今回はライダーウェイト版のおすすめまとめ三回目です。私もコレクションで持っているライダーウェイト版をまとめて、カードの使い勝手などのレビューも加えてご紹介します。タロット選びの参考にどうぞ。今回は少し個性的なライダーウェイト版を中心にしました。
前回のライダーウェイト版のタロットカード2はこちら
ピクトリアル キー タロット Pictorial Key Tarot
目次
ピクトリアル・キー Pictorial Key Tarotの絵柄はライダーウェイト版のリメイクといった感じの美しいCG作品で、ライダーウェイト版に慣れた人ならすぐに使えます。サブカルっぽさや不要な作家性はほとんど感じません。
「イメージに訴える」コンセプトのとおり、意味を直感的に理解しやすくなっています。
後、大アルカナとコートカードにはタイトルが文字で書かれていません。大アルカナはローマ数字だけで、コートカードは「兜」「馬」「王妃冠」「王冠」のアイコンが描いてあります。
カードは多少薄い感じはしますがすべりは良く、カードサイズは66×120mm 。
タロット オブ ザ ニュービジョン Tarot of the New Vision
タロット・オブ・ザ・ニュービジョンの絵柄はライダーウェイト版の絵柄を、全て後ろから見た絵が丁寧なタッチで描かれたユニークなデッキです。
後ろから見たという事は、当然後姿が見えるのですが、通常版では見えなかった「手前のほう」も見えています。多少独自の解釈もありますが、それほどかけ離れたものではなく、占う人によって様々な発見のあるタロットカードだと思います。実占ではまさに「裏側」が見えてきて面白いと感じます。
裏柄は緑色の美しいデザインで、上下は分からないようになっています。
カードサイズは7.4 x 3 x 12.2 cm。
アフター タロット After Tarot
アフター・タロットは、通常のライダーウェイト版タロットの5秒後を描いたタロットです。
その視点はとてもユニークで面白くまた想像力も膨らみ、カードの象意も深く読めると思います。ただ絵柄が分かりやすいゆえ、画一的なリーディングに陥る可能性があるかもしれません。
通常のライダーウェイト版からタロット・オブ・ザ・ニュービジョンそしてアフター・タロットを使ってみると、裏からみたTarot of New Vision、そしてその5秒後を描いたアフター・タロットタロットで、立体的でもっと深い意味が読み込め解釈できるかもしれません。
裏柄は、バラとユリ、中心に十字が描かれた美しいデザインです。
カードの滑りは良く、サイズは7.1 x 3.2 x 12.5 cm。
ゴールデン・ユニバーサル・タロット
ゴールデン・ユニバーサル・タロットは、ユニバーサル・ウェイト・タロット・デックに美しい金付き加工が施された特別バージョン。
カードの角度を変えるたびに、キラキラと上品な輝きを放ち、とても華やかな印象。
タロットカードの代表作ライダーウェイト版を、イタリアのアーティスト、ロベルト・デ・アンジェリスが現代的に描きなおした、初心者さんにも使いやすいデッキです。
黒と金のコントラストがはっきりしており大変綺麗なデッキです。華やかで立体的な印象を強く受けます。常用すると硬直的な解釈になりがちになりますが、それを差し引いても本当に美しいデッキです。
シャッフル時など、やはり少しですが金粉が指先に付きます。それでもカードがとても綺麗ですので、普段使いよりも、他者占いやイベントで使うことにより、華やかなで人目をひくことでしょう。
大アルカナのカードには上下部に通し番号のみが書かれています。
小アルカナは“BATONS(棍棒)”、“COUPES(聖杯)”、“EPEES(剣)”、“DENIERS(金貨)”の4つのスート。
コートカードは“ROI(王)”、“REINE(王女)”、“CAVALIER(騎士)”、“VALET(小姓)”の組み合わせです。
サイズサイズは55×110cm。
ゴールデン タロット Golden Rider Tarot Deck
ゴールデン・ライダー(フランス語版)の絵柄は、伝統的なライダーウェイト版を新たな色彩感覚で描きなおしたカード。
絵具で塗りつぶしたような、どっしりとした深みのあるイラストで、堂々たる存在感を放っています。
また、タイトルにもなっている枠や裏柄、イラストの所々に使われたゴールドカラーも非常に特徴的。特に裏柄は真ん中にピンク色が配されたデザインになっており、シャッフル時にも目を引きます。
カードサイズは7 x 12 cm。
ライダースタンダード アーサー・エドワード版
青×白のパッケージのライダーウェイト版タロットカードのライダースタンダード アーサー・エドワード版。
パッケージには“Made in Germany”の表記があり、“ドイツのライダーウェイト版”とも呼ばれています。 ですので、名称の表記はドイツ語です。
カードの大きさも持ちやすく、ツルツルとすべりもよいです。
絵柄は淡い色使いで優しい雰囲気でそれもよいのですが、裏柄が薔薇の十字架なので、同じのライダー・ウェイト版でも、シャッフル時に目を引きます。
普段使いでも気分転換になるでしょうし、他者占い、イベントなどにもおすすめのデッキです。
カードサイズは55×110 cm。
ライダースタンダード アーサー・エドワード版 プレミアム
世界中で愛され、タロットカードのスタンダードとも言えるライダーウェイト版が登場したのが1909年。
ライダースタンダード アーサー・エドワード版 プレミアムは、その1909年頃に制作されたと言われるかつてのタロットカードの裏柄デザイン、“brown pebble(茶色の小石)”が再現されたデッキ。
ライダースタンダード アーサー・エドワード版と絵柄は同じで裏柄だけが違うので、コレクションしたい方向けだと思いますが、箱が大変しっかりしているので持ち運びが多い方にもおすすめします。
ちょっと変わったライダーウェイト版ということで、他者占いやイベント時などシャッフルの時に目を引くでしょう。
まとめ
今回のおすすめタロットカードは、やはりゴールデン・ユニバーサル・タロットです。とにかくきらびやかな豪華絢爛なデッキで、場が一気に華やぎます。スタンダードなライダーウェイト版から次のカードを探していらっしゃる方や、他者占いやイベントにステージアップされる方にもおすすめできるタロットカードだと思います。きっと新しいインスピレーションを得られますよ。
まだまだライダーウェイト版はありますので、また次に紹介します。
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星庵