大アルカナにおける特に覚えておきたい象徴
目次
タロット占いを挫折せず独学で習得したい人におすすめの勉強方法を紹介。スムーズに最短でタロットを習得できるように挫折しやすいポイントを押さえながら、タロットを独学で習得するための勉強方法を順序を追ってわかりやすく説明していきます。
前回のタ挫折しない! タロット占いを独学で習得したい人におすすめの勉強方法 タロット入門その3はこちら
複数の共通点をもつタロットカードを並べて、その違いを見比べながら、より理解を深めるといったことを述べました。
今回はさらに進んで、大アルカナにおける特に覚えておきたい象徴を紹介していきます。
0愚者・10運命の輪・20審判は「転機」
タロットは数秘術ともつながりがあります。
数秘術とは、1から9までの数字で占う命式の占術です。
つまり大アルカナの「0愚者」「10運命の輪」「20審判」に当たるタロットカードは1~9までの数字に当てはまらないということになります。
輪廻転生の間のような雰囲気の漂うカードだと覚えておいてください。
※数秘術では厳密に、10は数秘術では「1」、20は「2」と捉えることができます。
1は男性性を象徴する数字、2は女性性を象徴する数字です。
「10運命の輪」は力強くこの世の理を回すパワーをあらわし、「20審判」は死者に生まれ変わりを告げるという柔らかな側面を持っています。
運命の輪と月には人間が描かれていない
「運命の輪」と「月」のタロットカード2枚は、大アルカナの中で「人間が全く描かれていない」という共通点があります。
なぜ「運命の輪」と「月」のタロットカード2枚には人間が描かれていないのでしょうか?
それは、時の巡りというものは、根本的に人間の力が及ばない自然の摂理だからです。
そこから転じて、これらのタロットカードが出たときは「あなたのせいではありませんし、もちろん相手のせいでもない。時期が悪かったのです。でも、それがずっと続くわけではありません。やがていい時も絶対に巡ってきます」という視点をぜひ取り入れてほしいと思います。
恋人と悪魔のタロットカードは構図が同じ
これは「1枚ずつ絵柄を眺めえてみよう」の段階で気づいた方も多いのではないかと思いますが、恋人のカードと悪魔のカードは構図がほとんど同じです。
恋人のカードに描かれている愛は「アガペー」(無償の愛)ではなく「エロス」なのです。欲望という意味で、悪魔のカードと紙一重。
「恋人」と「悪魔」のタロットカードは、簡単に光にも闇にも転じると覚えておいてくださいね。
魔術師のカードには4スートが揃っている
「1 魔術師」のタロットカードは、78枚のタロットカードで唯一、ワンド(棒)、カップ(聖杯)、ソード(剣)、ペンタクル(金貨)の4スートが全てテーブルの上に描かれています。
愚者は0番。0すなわち「無」を表します。本当に何ものにもとらわれない究極の自由、人ひとりの人生に留まらず、人類全体の歴史、もっといえば宇宙の始まりから終わりといったものすごい莫大なエネルギーみたいなものが描かれているため、人間としての実質的な始まりはこの魔術師のタロットカードになります。
愚者と魔術師のタロットカードの可能性の規模を言いあらわすとすれば…
愚者の可能性の規模
「生まれたばかりの赤ちゃんは法王にもなることもできるし法律を犯す人にもなることもできる。来世は一輪の花として咲き誇ることもできるし、神として宇宙を見守ることもできる」
といったような壮大な宇宙規模の可能性。
愚者のタロットカードの詳しい解説はこちら
魔術師の可能性の規模
「人ははじめからすべてを持ち合わせている。何をどう選んでも構わないし、何度でもやり直せる」
といったような人生規模の可能性です。
魔術師のタロットカードの詳しい解説はこちら
なんとなくでも「愚者」と「魔術師」の可能性の規模を伝えることができたでしょうか。
愚者の背景の雪山にたどり着いた隠者
以前、大アルカナの始まりである愚者のタロットカードを眺めてみましたが、このタロットカードの背景にものすごく険しい山脈が広がっていますよね。
この険しい山脈は隠者の足元の雪原と似ていませんか?
まずタロットカードに「0」番という概念があることが驚きなのですが、大アルカナの22枚のタロットカードに描かれている人物は、すべてこの愚者の生まれ変わりだという説があります。
前述の通り、数秘術では1から9までの数字が一区切りです。
1から9までの数字は、人生の始まりから終わりを示すともいわれています。
9番目に振り当てられた隠者のタロットカードで、人生のあらゆる苦難を乗り越え、至るべき山頂に辿りついているというのはとても興味深いことです。これはぜひ覚えておいてください。
大アルカナはその後「10 運命の輪 」で転機を迎え、新なステージへと進みます。そこから続くタロットカードでは、より一層文明的なの気配が濃厚になり、世界の仕組みが複雑化していくことが見て取れますね。
死神のカードの背景の塔に注目
最後は、大抵の場合ドキッとする大アルカナ13番目の死神のタロットカードについて。
死神の前では老いも若きも身分も無意味です。王様も母親は息絶えています。手を合わせ救いを求める宗教人の姿がありますが、死神は目も合わせず祈りどころか全く話も聞いていません。
他によく眺めてみると、死神と子供の目が合っているように見えるので、助かる可能性があるとすればこの子供だと感じます。死神のタロットカードに描かれた救いの部分の一つです。
まだ救いは描かれています。このカードの背景を見てください。
「死神」タロットカードの背景には、大アルカナ「月」のタロットカードに描かれている2本の塔が描かれています。
しかも塔の間を登っているのは、「月」ではなく「太陽」なのです。
当たり前ですが物事の終わりの概念として「死」があり、その背景に「太陽」が登っています。
死神のカードが出ても「あぁ!こわいカードが出た!もうダメなんだ…」と、ショックを受け悲しみに暮れないでください。
「古い物事を終わらせ、新しい事を始めよう。想像しているよりもきっと素晴らしい明日になるから」
死神からのそんな温かいメッセージを、ぜひこのタロットカードから感じ取ってくださいね。
死神のタロットカードの詳しい解説はこちら
まとめ
さて、こうして複数枚のカードを並べて眺めることで、だんだんとカードの意味に厚みが出てきましたね。
こうして関連性を見つけ発想を広げていく練習をしておくと、タロットカードへの理解が深まるだけではなく、実際にスプレッドを展開してタロットリーディングする時にもとても役に立ちます。
次回の挫折しない! タロット占いを独学で習得したい人におすすめの勉強方法 タロット入門5では、挫折につながりやすいタロットカードの逆位置の解釈についてのあれこれです。