小アルカナと数字との関係について簡単にわかりやすくまとめました。ライダー・ウェイト版の数札はすべて絵が描かれており(絵札と呼ばれます)、絵柄のイメージがそのままカードの意味の解釈につながります。そのためマルセイユ版やトートタロットとは違い、数字との関係が多少曖昧になっています。
とはいえ、タロットを独学で習得していく過程で、解釈の引き出しを増やすためにも、小アルカナと数字の関係をある程度理解しておくに越したことはありません。
ここでは、小アルカナと数字との関係を流れで追っていきます。
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小アルカナと数字との関係を流れで追ってみる
目次
以下、あくまでライダー・ウエイト版の絵柄からの連想で得たものを簡単にわかりやすくまとめました。数秘術、カバラなどと一致しているわけではありませんので、ライダー・ウエイト版を使ってタロットを独学するための参考程度にしてください。
1 スタート
1は物事の始まりをあらわします。エースのタロットカードは物事をスタート時する時の気持ち、心構え、状況などをあらわします。
2 バランス
2は自分と相手です。2のタロットカードは自分と相手の関係をどのように取っていくのか、そのバランス、自分の内面と外面とのバランスなどをあらわします。
3 成長
3は自分と相手と第三者です。3のタロットカードは対人関係がどんどん広がっていく過程で、自分と自分が関わるグループやコミュニティーが成長していくことをあらわします。
4 中断 一時休止
1から始まった物語が4で、一度ここで一区切りします。4のタロットカードは各スートの特徴が一時中断、休止している状態をあらわします。しかしここが到達点ではありません。
5 ステップアップのための修正
安定している状態からさらに上を目指した時、自らの限界を打ち破ることや、外と戦うことが必要となります。5のタロットカードはワンステップ上を目指す時に必要な自己修正をあらします。
6 過去の結果
5のタロットカードまでの結果が6となります。今まで高めたものをどのように活かすのか? 失敗した原因は何か? など、過去の結果を6のカードはあらわしています。
7 意外性
7のタロットカードは意外性をあらわします。自分の思い通りにならなかった時、どのように対処していけばよいのか、そのヒントを7のタロットカードは教えてくれています。
8 変化
8のタロットカードは気持ちの変化、心変わり、状況の変化などをあらわします。
9 目指す所
9は各スートの達成の一歩手前にあたります。達成の前に通らなければならない通過点、ここを経ることで達成し、次のステージに向かうことができる場所です。
10 達成とその次のステージへ
10はそのスートの完成と完成した状態、次のスートへの橋渡しをあらわします。タロットの世界に終わりはありません。10のタロットカードは次のステージへの新たな入り口になります。